こんにちは、先週、長年の念願であった中宮寺の菩薩半跏思惟像(国宝)を拝観させていただきました。
テレビで王子の三室山の桜が満開と伝えていたので、桜も見納めと思い行ってみることにしました。方向から行って法隆寺の方だなーと思い、調べてみるとかなり近い、一緒に行くことにしていた娘に話してみると行ってもいいよということで、行こうと思えばいつでも行く機会があったのだろうが、なんか好機を得たみたいで嬉しく、花見と中宮寺に出かけることにしました。
学生時代の教科書にも出ていてずっと見たい見たいと思っていたのですが、関西に住んでいながらなぜか中々お目にかかれなかった・・・。
法隆寺に何回も言っているのに、中宮寺に行くには法隆寺境内から行くことを知ったのはごく最近。実際法隆寺に着いてからも恥ずかしながら、受付でどうしたら中宮寺に行けるのでしょうかと聞いて、ようやく拝観に至りました。
私もようやく、この歳になってお許しをいただいて菩薩半跏思惟像様(国宝)を拝観させていただけるようになったんだと思い、大変嬉しかったです。
中宮寺についても本当に国宝の菩薩半跏思惟像様を拝観できるのだろうか、本当にいらっしゃるのだろうかと心配でしたが、如意輪観世音菩薩様はちゃんとおわしました。感激!
こんなに間近で国宝を拝観できるなんて、なんて奈良は良いところなだろう(笑)
それもガラス越しではなくゆっくりと拝観させていただきました。
なんとも言えないたたずまい。物静かな微笑み。なんと素敵なのでしょう❣️
聖徳太子のご母様穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后の御願によって創建されたお寺とのこと。
我が家の近くには聖徳太子のお母様が産湯につかられたという穴太神社があります。また、聖徳太子とゆかりの深い信貴山も近くにあり、平成4年にこの地に引っ越してきて、偶然すぐに信貴山朝護孫子寺に連れてってくださった方がいて、それから10年間は毎年欠かさず参拝させていただく機会がありました。紅葉よし、新緑よし、桜はどうだったか忘れましたが、何故か、年に何回かは参拝させていただくことになるので、不思議なご縁を感じずにはいられませんでした。
昨年(2021年)は奈良国立博物館で聖徳太子1400年遠忌記念 特別展「聖徳太子と法隆寺」を見に行かせていただき、コロナ禍でもあり、空いていて、ゆっくり見させてもらいました。
この画像もハガキを写真で撮ったものです。パンフレットなどに載っている写真はこのように赤みが出ているのはなぜなのでしょう?
博物館で間近で拝見させていただいた時はライトのせいなのでしょうか?実際はこのような赤みは帯びておらず、グレーだけだったように思うのですが、とてもお優しく尊く親しみさえ感じましたが、パンフレットの写真などは全然違う仏像のような気がします。
同じように展示してくださっていた「国宝 薬師如来坐像」もいつも法隆寺で拝見さてもらったのとは違って、台座から下ろして展示されていて、随分お近くで拝見させていただいたのですが、全く違う仏像を拝見させていただいているような気がしました。受ける感じが全然違うのですよね。とても慈悲深い感じを受け、語りかけてくださるようなお優しさを感じました。薬師如来様もいつも高い台座の上に座られているのはあまりお好きじゃなかったりして・・。本当の慈悲深い素顔を知ってほしかったのかなあーなどと、仏像のお姿から受ける印象がまるで違う感じがして驚いたことを覚えています。
中宮寺ご参拝は運動もでき、長年の夢だった「半跏思惟像(国宝)」も拝観させて頂き、とても有意義な春の一日となりました。
ありがとうございました。
八尾屋